« 真夏の夜の恐怖から 【カブトムシ産活】編 | トップページ | いいかげんにしてよ、しずかチャン。 »

Not EXCHANGE but CHANGE

それにしても小選挙区制度ってすごいですね、それが私の今選挙での一番の感想。ってそんなん誰でも思ってるよって?前回の郵政選挙の時にすでに露わになっていたのだしね。

だけど、ドラスティックな当落結果を導く制度がすごいのではなくて、一言で言えば、自分の一票が国を変えてるぞ感、その強さがすごいということ。だから、そのほとんど快感と言える実感が、70%弱(7000万人)という高投票率につながるのだ、と。

私は当日10:00a.m. 頃投票所へ行ったけれど、投票のために並んだのは初めてであった。その時間の地域に、投票所を核とした人の流れが出来上がっていたことを目の当たりにして驚いた。

そして私の見たところ、皆さん総じて暗い・険しい、そんな風ではなくて、カップルであるいは家族連れで、なんとなくワクワクした風な印象を受けた。これもやっぱり「維新」感ゆえ、なのだろうかと。これは大統領選で得られる興奮に近い気がする。

私は小選挙区でも比例でも、与党に票は投じず。理由は、民主党のマニフェストに、パラダイム・シフトがあったから

私は基本、放送メディアあるいは大手活字メディアからの情報に触れぬ生活をしているので、いわゆる「マスコミ」的に各党のマニフェストがどう評されていたのかは知らない。信頼している雑誌(Financial Japan :堀江貴文氏のインタビューが掲載された最新10月号は秀逸、それについては後日記事にて)と、党サイトで確認して独断しただけである。

開票速報で推測されていたような「子ども手当て」とか「公立高校無償化」とか「高速道路無料化」とか、そういう政策自体に惹かれたのではなくて、一連の政策を発想した民主党の価値観に「移行(シフト)」を感じたのである。そこへ「投資」したような、そんな一票の行使。

逆に言えば、自民党の挙げる政策の発想に、「前時代・集団を支配する(ための)考え方の連続・維持性」しか感じられなかったのである。一見民主党とさほど相違無い策に見えるけれども、その発想は全然違うところから出ている、と思う。

そして、その「前世代的な発想回路」について、日本国民の多くは既に前回郵政選挙でNOと表明したのではなかったか。それが自民党の大勝の理由であったのだ。

しかし、小泉純一郎後の自民党執行部および政府は、どうもそのことを全く理解していないらしい・・・そのことへの限りない絶望。それを抱えていたのは自分ひとりではなかったのだと、各党の当落一つ一つから私は確信するのである。

おそらくもう「こっち側!」のつもり満々の国民新党など=コイズミノセイダ星人 の皆さんは相変わらずこのことをお分かりになっていない。まあ本人的には分からぬままの方が幸せなんだろうけどさこの際。

まあ、それはいい。大切なのは、民主党!NYTimesに転載された党首によるちょっとピンぼけ的な論文はもう気にしない。任せた以上、応援する。最低でも5年は保障してあげたいと思う、ほんとに。だから、今回の選挙結果が:

Not EXCHANGE but CHANGE

つまり、単なる政権交代ではない国家戦略と価値観変化(パラダイム・チェンジ)となることを心から祈っている。

で、自民党は今のうちに、党総裁任期切れによる首相の交替、という選挙民の意思を激しく無視した党則をアップデートしておいて下さい。

蛇足だが、投票済証割引ってホントすてきーなサービスだと思う。おかげさまで私メも当日、和装美人のオネエサマとフォーシーズンズホテルで優雅にランチしちゃったもんねー(20%引き)。こういうのもっと増えて欲しいです。9月までやってるところもあるらしいですよーって証書をもらってないとダメなんですが・・・

【参考資料】衆議院総選挙 投票済み証の提示で最大50%割引・gooビジネスEX http://bizex.goo.ne.jp/release/detail/65437/

※この記事は以下のblogにトラックバックさせていただいています

2009.09.01[ゴーログ]民主党政権に不安??? 週刊!木村剛

|

« 真夏の夜の恐怖から 【カブトムシ産活】編 | トップページ | いいかげんにしてよ、しずかチャン。 »

コメント

kakuさん、
single40さんが同様の主旨で記事を書いておられます。 → http://blogs.yahoo.co.jp/singleandover40/59624010.html
お二人の分析に納得です。

投稿: robita | 2009/09/02 10:28

kakuさんも実は以下リンクのようにキュートな有権者だったんですか?

http://newglobal-america.tea-nifty.com/shahalexander/2009/08/hope-of-the-cha.html

私は小泉劇場さながらの今選挙、また次には振り子の張りが揺れるだけではなないかと疑っています。

それにそてもこのビデオの女性、今の日本人そのものと思いませんか?最近の日本人はどこの外国人と比べてもキュートな良い子ちゃん。

天地人に出てくる「寡黙の猛将」上杉景勝のように一睨みだけで迫力満点のカリスマが本当にいないんですよね。今の日本には。

投稿: Shah亜歴 | 2009/09/02 12:52

robitaさん、

single40さんの記事、ご紹介有難うございました。するどい分析、私も全く同じことを感じておりました。

次の国政選挙の際には、是非投票済証割引ランチをご一緒に。企画いたします!

投稿: kaku | 2009/09/02 15:28

Shahさん、

正直に申し上げますと、“キュートなHOPE OF THE CHANGE”の意味が分かりません。ご紹介の動画の女性については…私の美の定規とShahさんのそれには少なからぬ相違があります…としか言えません。

>第一に、在京のアメリカのロビイスト達が懸念を示したように、新人議員の大量当選でこれまでのロビー人脈が崩壊してしまった。第二に、中道左派で親アジアの鳩山由紀夫氏が政権を担うとあっては日米関係と日欧関係にも微妙な影響が及びかねない。第三に、民主党は国家統治の能力を証明しきっていない。市場は日本民主党を信頼しておらず、選挙後にほどなく株価が下落した。<

第一に日本の政治を考える上で、米国のロビイスト達の都合と利益を憂える必要は無いでしょう。日本国が各国のロビイストにとって利のある国になることに集中すれば良いだけだと思います。

第二に、中道左派で親アジアの鳩山由紀夫氏が政権を担うことによる、日米関係と日欧関係への微妙な影響…については、Nobody knowsです。なぜか。鳩山氏が政権を担ったことは無いからです。新しい、ということはそういうことだと承知しています。

第三に、民主党は未だかつて国家統治の能力を証明する場を得たことがありませんでした。これからです。

普段Marketを信用しないShahさんが、今回ことさらに東京市場の株価変動による世界的な民主党評価を信用するのはおかしな話です。株価下落については、スタートと同時に円が買われたことが大きく影響しているのが定説だと思いますが。

ということで、Shahさんの民主党政権への悲観論は以上のように私の中では解決することが出来ました。

実は私、何かを始めるのって大好き!不確実なこと=可能性 と考える性質ですから。それを楽観的と呼ぶのであるなら私は確実に楽観主義者ですね。Shahさんは不確実なこと=Riskと考える方ですか?


投稿: kaku | 2009/09/02 15:55

私は今回の政権交代そのものには反対していません。私は自民党の支持者ではありません。正真正銘の無党派層として、両党のバランスを考えました。それはその記事でもrobitaのブログへのコメントでも述べたとおりです。ここまでの圧勝をさせるかという疑問は抱いています。出口調査で民主党が強すぎたので、自民党が下野するにしてもバランスがとれた方が良いと考えていました。そうしないと「本物の議会政治」にならないからです。

robitaさんの記事のタイトル通り、「自民に不満、民主に不安」のわけです。もっと言うならばHOPE OF THE CHANGEの気運に感動して何でも信じ込んではならないと思っています。

実際に小泉劇場の時には事のあまりの低俗さにあきれはてて、逆に民主党に投票したぐらいです。

それと
>>普段Marketを信用しないShahさんが、

私は社会主義者ではありません。市場原理一片倒、利潤追及一辺倒の社会には反対です。市場のほかにも政府、言論界、学界、宗教、労組などなど様々なアクターの力のバランスの取れた調和のある社会が望ましいと思っています。marketの全部否定はしたことがありません。部分否定ならあります。

これまでの私の言動で社会主義者との誤解を招く言動もあったのかもしれませんが、このことはしっかりと明記しておきたいと思います。

社会主義者になるには自らの政治理念を社会主義の理論で語れねばなりません。資本主義者になるよりはるかに難しいです。後者なら無学でも体を張ってハンバーガー屋やラーメン屋のようなsmall businessを成功させれば誰でもなれます。

結局、社会主義は「空想と科学に基づく人工的」な社会です。

投稿: Shah亜歴 | 2009/09/05 14:21

Shahさん、

>正真正銘の無党派層として、両党のバランスを考えました。

私も「本物の議会政治」とか「バランス」とか考えて自分の一票を投じることにどれだけの意味があるかと考えたことはあります。

もちろん、一票の使い方は個人の自由ですが、私の今までの経験ではマニフェストを熟読した上でも自分の勘でもスキキライでも、とにかく各々が「任せたい方」へと素直に投じる方が「投票」という制度の正しい機能につながるのではないだろうかと思うようになりました。それは、Marketのいわゆる「神の手」と同じです。

>社会主義者になるには自らの政治理念を社会主義の理論で語れねばなりません。資本主義者になるよりはるかに難しいです。後者なら無学でも体を張ってハンバーガー屋やラーメン屋のようなsmall businessを成功させれば誰でもなれます。

私はこの点についてはShahさんと正反対の考えを持っています。

現実という荒波と他人との狭間において「体を張って」「small businessを成功させる」方が、「政治理念」を「社会主義の理論」で机上やweb上において「空想科学的に語る方」よりもはるかに難しい。断じて。

そして、資本主義者であるからと言って必ずしも「市場原理一片倒」「利潤追及一辺倒」ではありません。世界の歴史と現状をみるに、むしろそうではない資本主義者が増大したとき、Marketはuglyな様相を呈します。

投稿: kaku | 2009/09/08 12:00

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Not EXCHANGE but CHANGE:

» [ゴーログ]自分たちの投票によって国は変わる [週刊!木村剛 powered by ココログ]
 皆さん、こんにちは。木村剛です。「ニッポンを生きる!」さんが「それにしても小選 [続きを読む]

受信: 2009/09/07 02:21

» [ゴーログ]自民党は選挙前にすでに終わっていた [週刊!木村剛 powered by ココログ]
 皆さん、こんにちは。木村剛です。「カトラー」さんが、「自民党が結党以来の大敗北 [続きを読む]

受信: 2009/09/10 10:18

« 真夏の夜の恐怖から 【カブトムシ産活】編 | トップページ | いいかげんにしてよ、しずかチャン。 »