« たからばこ | トップページ | 若者よ、バイオ(Bio)でつかめ!【1】 »

若者よ、バイオ(Bio)でつかめ!【序】

少子(高齢化)社会の明るいニッポンの未来第5弾(2年2ヶ月ぶり)である。が、これは、ちょっとその前に・・・の序章である。

逆説的だが、「明るくない」少子高齢化社会とは、子ども(若者)が主流とされない社会である。

いつの時代も子は宝・・・と発したその口で、格段に大きなボリュームで、昨今の年金・高貴高齢者医療制度問題に対して、

老人は死ねというのか!

と叫ぶ。この票田を刈り取るべく政治家が跋扈する・・・これぞ、「明るくない(少子)高齢化社会」の構図である。

そこで、あくまで自戒を込めつつ言う、老人が死なず誰が死ぬというのか?

若き者は自分の未来を描くことで現在を切り開き、老いた時にはその道を若き者に否定され去っていく、と言う新陳代謝を繰り返す・・・これは生物としてごく普通の現象である。

しかし、現代では、例えば戦国時代や明治維新の頃とは異なり、「若い者が、老いても決して退かんとする者を力でもってその生命を排除すること」は、絶対的に否定されているのである。

そこでは、社会の新陳代謝は、「弱(=老)肉・強(=若)食」ではなく、「血を流さずに整然と交替する」ことで行われる。

はずであるのに、現代ニッポン高齢者主流派社会においては、自己認識の有無は別として、先に来た者(=老)が、むしろそれを「逆手に取る」勢力と化し、若き者(=後から来た者)から、「現在を切り開く」どころか「未来を描く」機会すら奪っている。つまり、「血も流さないし交替もしない」のである。

この残酷な社会をして、私は『何とかして生きながらえたい老人と、何とかして死にたい若者の国』と評し、その旨の記事も書いた。

「死刑になりたくて」「刑務所に入りたくて」「殺すのは誰でもよかった」・・・本気か否かは別として、こんな題目を吐きつつ殺人を容易く犯す若者達を有する現代ニッポン社会。

「ニート」とか「下流社会」とか。国家として、これほど悲しく不幸な現象はあるのだろうか? 私は、彼らが突然変異的に生れ落ちた「狂った」存在で、「ただたるんでいる/甘えている/社会のお荷物」と、一方的に指弾出来ない。

若き頃は、もともと物が見えないのである。見えるようになるためには、自分で「失敗」と「成功」体験を積み重ねるしかない。しかし、このニッポン社会においては、老いたる者、すでに持ちたる者達が、その機会を意図的・悪意でないにせよ、人間成長のかなり早い段階から奪っている。

その時、「若さと言うエネルギー」の行き場はどうなるか?それは、ちょっとしたきっかけで「希望を感じて突っ走る」し、時に、「絶望に囚われてがんじがらめ」になり、「すべてを投げ出し破壊する」、その振れ幅の大きさ、である。自分でもどうにもならないあの感じ、あなたは覚えているだろうか?

右に左に下に上に激しく振れながら、「失敗」と「成功」を味わいながら、初めて「バランス」を知るのである。何が右で何が左で何が失敗で何が成功か、その「自分で見つける法則」こそが「自信」である。

本来、老いたる者、すでに持ちたる者の役割とは、その「振れ」の外枠(限界)を示すこと、若きplayersが「自分なりの法則」を見つけることを見守ること、である。

しかし、現代の「すでに自分なりの法則」を得てしまった者達、あるいは、得ぬままに歳を重ねてきた者達は、何に気が急くのか初めから笛を吹きまくって彼らに「バランス」ばかりを求めている様に思うのだ。人を「教え育む」ことの目的は、「バランスを知ること」ではなくて、「自分の法則を見つけること」にあるのを忘れている、のか、知らぬのか。

この、ちょっとしたきっかけで揺れ動く「若きエネルギー」を、いかにして「希望」に振り向けさせ、その中から「自分なりの法則を得る」…この仕組みをほくそえみながらこっそり考え仕掛けることこそ、老いた者らの至上命題と義務である。

「そんなことない、最近の奴らは本当にダメで甘えてんだ」と言う無かれ、「あなた」を未来に伝承してくれる愛しい存在ではないか!最低限、あなたも一助となって作ったこの現状が、少なからぬあなたの伝承者達を「絶望」に振り向けさせていることを直視しなければならないはずだ。

そう、日本の若きものに足りぬものは「自信」、老いたる者に不足するのは「慈心」である

そこで、少子(高齢化)社会の明るいニッポンの未来⑤は、

若きエネルギーを「希望」に振り向けさせる

ことを考えるものである。(【1】に続く

【関連記事】

若者よ、バイオ(Bio)でつかめ!【1】 http://kaku.cocolog-nifty.com/kakutail_lounge/2008/07/bio1_b3f8.html 

若者よ、バイオ(Bio)でつかめ!【2】 http://kaku.cocolog-nifty.com/kakutail_lounge/2008/07/bio2_9f52.html

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/52948/41696414

この記事へのトラックバック一覧です: 若者よ、バイオ(Bio)でつかめ!【序】:

» [ゴーログ] 老人に手厚く、若者に手厳しく [週刊!木村剛 powered by ココログ]
 皆さん、こんにちは。木村剛です。「ニッポンを生きる!」さんが、「『明るくない』 [続きを読む]

受信: 2008/07/11 13:11

コメント

コメントを書く