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続・結婚(しない、と主張する)出来ない男

観ました!『結婚できない男』

robitaさんのところで取り上げて頂いて、そこでのコメントを拝読して、これはやはりみなあかん、ちゅーことで。そして、珍獣さんのところで、前回についての鋭い分析。これはやはりblog記事にせなあかん、ちゅーことで、以下。

まず、robitaさんの考察では結局:

現実の結婚できないであろう男たちって、絶対ドラマの阿部寛とは違う

と言うことに落ち着いてしまっているようだ。で、過去のrobitaさんの関連記事とそこでの議論・討論を拝読しつつ、結局思い出したのである、私の考える『結婚しないことが問題な男性』が、robitaさんの仰る『結婚できない男』ではないらしい、と言うこと。

基本的に私が「まとめたい!」と思ってその為に奔走している未婚男(女)と言うのは、嫌な言い方だが事実なのではっきり言おう、「社会的地位が高く魅力的な」未婚男(女)である。森永経済学風哲学論あたりでは「勝ち組」と定義され悪者役とされている方々か。政府に対して『年収が少な過ぎて結婚出来ない!』と拳を上げる男性でもなく、女性全般に対して『キモ面(森永氏による)のせいで結婚出来ない!』と八つ当たりして勝手にいじけている人でもないのである。

で、なぜ私が奔走しているかと言うと、

(一見)魅力があって社会的地位も高い男性が、生殖(≒結婚)に興味がないのは大問題

と思っているからである。そもそも、社会的地位の高い人間の多くが、家庭や子を持たぬ様になったら現行の社会システムは成り立たぬではないか!と。

え?「選民思想丸出し」?その通りである。社会的地位が高い人間とはすなわち、人より多くの荷を背負う(べき)人間である。その優れる資質は次の生命に繋がれねばならない。いや、実際にはDNA的に繋がれなかったとしても、何らかの形で若い生命もしくは自分以外の人間に伝承されねばならない。決して「自己完結」してはならぬ。ついでに言えば、その「優れる資質を受け継ぎ実践する予定の者」は、社会の構成員全体で守られねばならぬ。

なぜか。「人より多くの荷を背負う人間」は、共同体のために己の命を率先して賭ける(べきである)から、己の子孫を己の手で守れぬ可能性が高いからである。すなわち、名誉ゆえの義務。義務ゆえの名誉。それが竹内久美子氏動物行動学博士・1956年生まれ・著作多数)も仰る、ノーブレス・オブリージュ/noblesse oblige である。よぅ分からん、と仰る人は・・・ええぃ、映画『ターミネーター』でもみなされよ。

・・・で、えーと、何の話かと言うと、実際、私の周囲には腐るほど『結婚できない男』の主人公信介(阿部寛)がゴォロゴロゴォロゴロ、蹴飛ばしたくなるぐらい、いるんである(理系率高し)。その辺りのところを、珍獣さんの記事で上手に取り上げ分析してくださっている:

主人公のキャラが現実的すぎるからでしょうか(笑)わたしの周囲にも、過去にずずっとさかのぼってみても未婚・既婚に関係なく、どこかしら信介タイプの質をもった男性は多いような気がします。し、自分の性質のなかにもみあたります。

とまで仰る珍獣さん、天晴れ哉、その客観性!!!そして、「信介」的なる男性について:

惚れてもいないのに、そんな先の見えた限界のある結婚生活を一端築くために、楽しく生きる可能性を秘めた仕事を犠牲にして「母親役」するのはしんどいなと信介をみつめながら思います

と。まさしく、私の周囲の魅力的な未婚女性の友人達と同じお言葉である。至極、最も。

で、珍獣さんからは、私の「こういう男性って、ワタシ的にやっぱり“買い”」と言う発言についての理由説明を課題として頂戴したんである・・・それが出来りゃ、我がオババ道これにて極まれり。なのだが:

一人で成長するところを二人で成長することに依存しすぎると、その組み合わせでは二人だからこそ成長できるところまでには行きつかないだろうなと思うということです。いずれ、別の組み合わせが必要になるのだろうと。昔は、親子関係を卒業して、結婚関係に入ることが大人になった証だった、のはそういうことなのかな?

ヒントはこの珍獣さんのお言葉にあると思うので、番組鑑賞と併せて今後もつらつらと考えて行くつもりである。珍獣様、気長にヨロシクオネガイシマス。

・・・しかしあれだ、あの番組は脚本が男性ゆえか、主人公信介については大変リアルな描写だが、周囲の女性(特にヒロインの女性医師)の描写が、『結婚しないと主張するできない男』の願望が薄っすら混じったものになっているぞ、と。あんな優秀で多忙で美しい女性が、薀蓄(へ)理屈皮肉ばかりの男のためにあんなに時間を使うわけが無い。だいたい男は、惚れていたって3分とて「女の薀蓄理屈皮肉」に付き合わんぞ。

それにね、多忙なキャリアウーマンならば、薀蓄(へ)理屈皮肉ばかりの男なんて、周囲に吐いて、じゃなくて掃いて、棄てるほど、じゃなくて捨てるほど、いるわけで、プライベートでまでは勘弁、と思うのでなかろうか。

この番組の脚本家が、次回以降描写していかねばならないのは、「ありふれた薀蓄理屈皮肉男」である信介が持つ、「ありふれて無い魅力」=ウンチく、屁りくつ、ひ憎を愛しく見えてくる何か、である、とオババはアドバイスする。勝手に。

【参照】

この記事は以下のblogにトラックバックさせていただいています:

1. 薀蓄と屁理屈の男 2006.08.01・幸か不幸か専業主婦http://robita-48.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_86eb.html

2. 313■TVドラマ『結婚できない男』 2006.08.03・珍獣の杜http://chinju-no-mori2004.cocolog-nifty.com/weblog/2006/08/313tv_3f77.html

3. 結婚できない男 2006.08.03・40過ぎて独身(断じて言い訳ではない)http://blogs.yahoo.co.jp/singleandover40/folder/168083.html

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コメント

トラックバックありがとうございました。私は「40過ぎて独身の結婚できない男」そのもの、です(笑)
自分のことはともかくとして(苦笑)40過ぎの独身男って、やっぱりヘンな男が多いです。それなりの地位や収入を得ていても、どこか奇妙に欠落している。女性は、その欠落に気付くから、彼らは恋愛において負け組なのです。
早い話が、別に優秀でもなんでもなく、種の保存という生存競争に負けているわけです。生存競争に負けているものに、ノーブレス・オブリージュなんぞ通用しないわけであります(笑)
現実は、そう、だいたい身もフタもないもんでして、そんなもんなんです。
「結婚しない」のではなく「できない」のですから。

投稿: single40 | 2006/08/04 09:35

社会的地位もそんなに高くなく、勝ち組ともいえない、最近多忙とも完全には言えなくなった珍獣でございます。

>プライベートでまでは勘弁<

というより、仕事では有能なので多少のことは許容範囲でセーフだけど、プライベートになるとどうかなぁ…と二の足を踏むのかもしれませんね、お互いに(笑)

kakuさんのお答え、出産可能年齢ぎりぎりまで、ゆっくり気長に待っております。

投稿: 珍獣 | 2006/08/04 09:45

こんにちわ。
>robitaさんの考察では結局:
現実の結婚できないであろう男たちって、絶対ドラマの阿部寛とは違う
と言うことに落ち着いてしまっているようだ。<

というより、結婚できない男にも色々なタイプがあって、おおまかに二つのタイプがあることは認識しています。
信介タイプと、私が以前の記事でさんざん書いたようなタイプ。で、私はどちらかといえば後者のほうに同情するわけです。

>そもそも、社会的地位の高い人間の多くが、家庭や子を持たぬ様になったら現行の社会システムは成り立たぬではないか!と。<

これについて私もうちのブログのコメント欄でちょっと書いたことあります。私は単純なDNAの問題としてとらえていたんですが、kakuさんの「実際にはDNA的に繋がれなかったとしても、何らかの形で若い生命もしくは自分以外の人間に伝承されねばならない。決して『自己完結』してはならぬ。ついでに言えば、その『優れる資質を受け継ぎ実践する予定の者』は、社会の構成員全体で守られねばならぬ。」という言葉は何となくわかるような。具体的にどういうことを指すのかはわかりませんが、この問題は結局、社会全体の幸せのための人類の資質保全ということなんですね。

投稿: robita | 2006/08/04 09:50

kakuさんの文章、いつも明快で、テンポが良くて、アハハと笑いながら、読んでしまいます。

私の身近にも、結婚しない・できない高学歴高収入の男性、多いですね。
母親の育て方の問題か、社会の風潮がそうなのか、私にはよくわかりませんが、日本の未来のために、kakuさん、がんばってくださいねm(_ _)m。

投稿: ゆみ | 2006/08/04 11:04

kakuさん

でもですよ、20世紀の文化の多くはヨーロッパとアメリカのゲイやNurdと日本のオタクが創ったと考えることもできますよ。

(ワタシも薀蓄やへ理屈言っているな)

投稿: 真魚 | 2006/08/06 11:12

おやおや、夏向けに一新されて。短歌をブログ書き込むkakuさんらしく、いつもいつも季節感を感じます

ところで私も未婚ですが、どうも読んでいて世の男性に対するコメントが少し厳しいのでは?例えば

>だいたい男は、惚れていたって3分とて「女の薀蓄理屈皮肉」に付き合わんぞ。

これだとちょっとkakuさんに相談を持ちかけるのはおっかないかな?と思う男性が多いのでは?何よりも男性(そして女性も)の心理をより良く理解する必要がありそうです。そのためには男性のアドバイザーの存在は必要不可欠!!!

そう言えば4・19の「続・おばばのたはごと」で、kakuさんはこんな返信コメントを。

>そういうのなら易く落とせる、おっぱいも大きいみたいだし…なんぞと踏む、男ゴコロはそこにあるまいか?

私にとって余りに大きな胸はむしろ男性的なイメージです。ステロイド・モンスターのマッチョな上半身を連想してしまいます。外見と言う単純なところでもこうした誤解があります(もちろん、大きいのが好きな男性も多いです)。ましてや性格のような内面ともなると、これはもうもっと複雑。

成功のためには是非とも男性アドバイザーが必要です。間違っても自らを「おばば」と呼ばない(もう呼んでいないか?)こと。私が言えるのはこんなところです。

投稿: 舎 亜歴 | 2006/08/06 12:46

>single40さん、
>真魚さん、
>舎さん、

お三方にはこの問題でkakuより真面目にお願いしたい事がございます…ので、後日記事にいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

>珍獣さん、

美しく聰明でグラマラス、ちと勝気そうな視線がたまらなく魅力的な珍獣様。早くお会いして女同士心置きなく薀蓄理屈皮肉やりたいです(何の話だ)。

>robitaさん、

「実際にはDNA的に繋がれなかったとしても」は、具体的には養子・里親もしくは弟子への伝承。

「優れる資質を受け継ぎ実践する予定の者は、社会の構成員全体で守られねばならぬ」は、具体的には遺族年金だとか寡婦年金でも何でも良いですが、故人の名誉を称えその子孫の生活保障を共同体がしっかりやる、と言うことです。もちろん先の戦争までの場合は靖国神社顕彰も入ります。

>ゆみさん、

いつも有難うございます。日本の未来のためにkaku、空回りしつつも頑張ります。ゆえに、ゆみさんのご子息や周囲の男性のご意見も是非聞かせて下さいねー。


投稿: kaku | 2006/08/06 21:26

結婚(しないと主張する)出来ないブサイク女、喪女も深刻です。
こちらもお願いします。

投稿: | 2008/11/11 12:43

“名前空欄”様、

「喪女」って何ですか?初耳ーear

投稿: kaku | 2008/11/25 13:02

初めまして。
突然ですがこちらの主張に強く賛成いたします。

そこで私も前から考えているのですが
重婚は認めても良いのではないでしょうか。
例えば魅力的でお金持ちな男性が居ても
結婚して奥さんに迎えられるのは一人だけです。

ここに重大な問題が潜んではいませんか?
魅力的なのに結婚に積極的でない人をその気にさせるより、
魅力的で結婚に積極的でいながら法に縛られて一人しか伴侶をもてない人を
無意味な法から開放するほうが手っ取り早いと思うのです。

私はもともと選民的な発想からではなく
純粋に少子化問題の解決策のひとつとして考え出したことなのですが。

投稿: かじめ | 2009/03/21 20:10

かじめ様、

コメント有難うございました。返信遅くなりごめんなさい。

>そこで私も前から考えているのですが
重婚は認めても良いのではないでしょうか。

はい、私も重婚は認めねばならんでしょう、と思っています。ただし、日本社会が【高出生率第一主義】【何が何でも出生率アゲup至上命題】とするならば、です。

パートナーが変われば「次、産んでみよう!」となるのは男性だけに限らず女性にだってあるんじゃないでしょうか…平安時代 shows it!

投稿: kaku | 2009/03/27 21:57

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